でも新しく入ってきた人には、その古い人ややり方が馬鹿に見えるのです。
古い人が馬鹿に見えるし、先輩が馬鹿に見えるのです。
それで自分の方が頭がいいだろう、こっちの方がすごいだろうということを、ふっと思うのです。それで変えてしまうのです。
それで、いくらうまくいったとしても、それは、そこでは使い物にならないうまさなのです。これは、のれん分けできません。
昔の番頭さんのように、完全に主がいなくても回せるようになって初めて、のれん分けができるのです。そうしないと意味がないのです。