ひとくちに、後継といっても、使命の後継、仕事の後継、役割の後継があります。

使命の後継は、天に認定された者だけが、後継できます。

仕事の後継は、社員や従業員など下ばたらきをする人々を後継します。仕事の対象者(たとえば、お客さま、取引先)のすべてを後継します。

つまり、社長職という仕事(社長という役割とか椅子ではなく仕事)を後継する場合は、下ばたらきをする人々と仕事の対象者のすべてを後継するということです。

役割の後継の場合は、その人間関係を後継します。仕事を後継するのではありません。たとえば、社長という役割(つまり社長の椅子)の後継は、前の社長自身の人間関係を後継するということです。前の社長がやっていた仕事を後継するのではない、ということです。